世界旅日記

フィリピン人と結婚した日本人妻によるハロハロ(雑記)ブログ

倹約と気前の良さの間に―オランダ人のお金の使い方―

 昨日、旦那の研究室で旦那の指導教官がオランダ人の倹約(ケチ)ぶりをジョークにしていました。

教授C:(旦那の机の上にあったおやつを指差して)そこの机にあるクッキーを頂戴
旦那:じゃ、どうぞ(と言ってクッキーを一枚渡す)
教授C:ここはオランダだから一枚だけでしょうw
旦那:じゃ、(クッキーの缶の)蓋をしめて台所に持っていかないとw

 オランダでは、お客さんが来てお茶などをするとき、お皿にクッキーを盛らず、缶のまま出して、お客さんはその中から一枚だけをとって、それが一巡すると台所に持って行ってしまうとか。。。2枚とってはいけないんですよ。ヒンシュクをかいます。って本で読んだけど、オランダでそうしたジョークが出るぐらいだからこう言うシチュエーションあるんだろうな〜と思ってしまいました。ちなみにその教授はベルギー人w。近隣諸国では害がないぐらいお互いにジョーダンを言い合うのだとか。。。

 もう一つ、昨日オランダのオンラインニュースを読んでいたら、オランダ北東部のアッセン州の議会で、議員さんがシャワーの時に一緒におしっこをすると環境にもよく、お財布にもよくてお得なので是非それを実践して欲しいと推奨したとありました。説明では平均的なオランダ人はシャワーで一日39リットル、トイレで36リットルの綺麗な水を使うため、シャワーの最中におしっこをしたら、その分水を流さなくていいから、節水になるとのこと。その発言者は左系政党、GreenLeftの党員で、既に実践しているとも発言していたとか。。。このニュースの反応を読んで思わず吹き出してしまいましたが、こういう発言がニュースになること、そしてオランダ人の金銭感覚が垣間見えてツボにはまりました。
 
 さて、オランダ人は本当にケチなのでしょうか?
 この疑問についてはもっと深い洞察が必要で、滞在中には解きたい謎ですが、「ケチ」と断定できる要素は沢山ありそうです。

 但し、オランダ人もお金を気前よく使う時があります。それは「寄付」するときだとか。社会的に意義があることにはお金をさっと出すのが、ポリシーあるケチぶりで、小国でも国際的に高い位置を維持できるのだなぁと思わされました。

 では、日本は?
それはまた別のお話ということで。。。