世界旅日記

フィリピン人と結婚した日本人妻によるハロハロ(雑記)ブログ

外国人留学生への理解に務める

大学院留学で思い出すのは某国出身の男性。入学式で話をした時に、不思議を通り越して今まで聞いたことのない笑い方で笑う(ははは、でもヒヒヒという笑い方ではない)、しかも笑うタイミングが読めない。彼をどう扱っていいのか、悩ましかったことはいまでも鮮明に思い出されます。まさかその国では皆こういう笑い方なのではないか?と思えるほど独特でした。独特の笑い方は決して変わることがなく、最終的には慣らされました。

また、某国からの学生は同居人とシェアして購入した機器を自国に持って帰ってしまったという話もも聞いたことがあります。自分の所有を主張するのはいいけど、ほかの人の所有権はどうなるの?と疑問が残ります。

さて、ここヨーロッパでは?

いろんな国の学生に会います、中国、インド、インドネシア、インド、フランス、ベルギー、ドイツ…などなど。私は学生ではないので、学生同士の面白い、もしくはちょっと困った人たちの話は聞いたことはないけど。。。やっぱりどこにも、ちょっとこまった人たちはいるもんだと思ったのは旦那の体験談。

某国からの留学生と同じ屋根の下で生活しているときに共有場所を汚く使い、更にたまに掃除をすると張り紙をして「僕が掃除したから、汚さないように」とか付箋メモを残し(笑)、それはいいけど、彼が引っ越すときに旦那の購入したばかりの歯磨き粉を持ち逃げ(爆)小さいものだから・・・と思ったものの彼に連絡を取ると、「君のなら君が取りに来い」というメール。誰が悪いんだかよくわからない。

旦那曰く「彼が自分の持ち物間違えるハズは絶対ないんだけどなぁ」とのこと。何回ものやりとりの末、結局旦那が取りにいくことに・・・謝罪は一切無し。悪いと思わないんだ〜と変に関心。

上記と同じ国からの学生が違う場所で引っ越すときに、私が晩御飯用にとすでに調理して台所に置いておいた2つのタッパーをそのまま持ち去り(決定的目撃証言はなし、しかし物証有り)。何故勝手に持っていくのか理解に苦しむのでした。
上記の2つの事例から、以下のような仮説を考えました。

某国の学生は引越しの際に、他人のものと思しきものも持っていく、その理由は・・・
① 自分の所有しているものを忘れてしまうよりはいい。だから、所有が限りなくグレーなときには、ためらわず持っていく。
② 自分の中での引越し祝い→Good Luckのような意味合いがある。
③ 送り出す方がお祝いをあげないといけないが、もらっていないので強制回収
④ 単純にそのものが必要だったから、引越しで物入りでいただいた
⑤ 生活しているときに感じた怒りと苛立ちのはけ口として、悪意をもって行なった(^^;) 慰謝料としての強制回収

もう一つの事例があったら、私の仮説の絞込みができるのですが、今のところ考えられるのが上記。④と⑤は少々考えるとしんどいので、除いて①〜③の中のどれかか、もしくは誤って持っていったと考えることに。旦那と言っていることは、「きっと間違えたんだよ」と。けど、某国の学生さん自分の所有意識は明確にあったので考えづらいというのが本音だけどね。①〜③にしても、自国の風習だとしたら、それを海外でやるのは間違っているわけです。

これらの話はまだ害が少ない方。

自国に彼女がいながらも、海外に出ると途端に自由になり、女の子を口説き付き合ってはわかれる某国男性。近頃はFacebookなどがあり、何らかのきっかけで彼女が知るところに。しかし、自国に帰ると元サヤなんて話はちょくちょく聞く話。その国の男性は女性をこのように扱って、女性もそれを仕方ないながら受け入れているとかいう話を以前友人が言っていたけど、こういうことを目の当たりにしていると、信じてしまう。

何百人もの外国人の友人を持てば、●●国の人はタチが悪い、▲▲国の人は傲慢だなんてステレオタイプにこそならないものの、母数(出会う人の数)が少なくてすごいヒット率−出会った少ない数人が悪い印象を残すとやっぱり、その国のイメージに多少影響するよなぁなどと思ってしまう今日このごろ。逆もまた然り。人のふり見て我が振り直せ。それらの出会いから私自身も振り返るのと同時に、他国の風習や考え方の根源を学ぶことの重要性を感じたのでした。