世界旅日記

フィリピン人と結婚した日本人妻によるハロハロ(雑記)ブログ

アントワープへ小旅行(2)

 2日目。風はあるけど青空が見えるのが嬉しい。
昨日歩いた道をまた歩くのですが、昨日は傘越しにしか見えなかった景色が、青空とのコントラストで綺麗で感激。というか、単純に傘をさす手間が省けて嬉しいという情緒の欠片もない理由だったりするかもしれないけど、空の色に映える町並みが昨日と違って見えて違う道を歩いているような錯覚を覚えたりして。



 晴れていたので、目的地には直行せずゆったりマーケットに立ち寄ったり、ストリートアートを楽しんだりしました。

 ちなみにマーケットは、昨日のインフォメーションデスクのお兄さんは「忘れてくれ」と、つまりしょぼいから観光客が楽しめるような場所じゃないぜと言いたかったらしく、「フィリピンのマーケットの方がよっぽどイケてるから」と言葉を続けていましたが、こうも天気がよく、“行かない方がいいぜ”という場所ほど行きたくなるもので、ぶらりと立ち寄ってみました。

 住んでいるオランダのとある街でもよく見かけるマーケット。確かにフィリピンの巨大なマーケットに比べるとそりゃあねぇ。。けど、売っているものがアジアとはもちろん違うので楽しい。買わないけどぶーらぶら歩いて見学。野菜、果物のお店、たくさんの種類のチーズ、ソーセージ、ジェリービーンズを専門に売るお菓子やさん。花屋さんで売られているバラ20本ほどが6ユーロほどと日本に比べて安い(フィリピンではバラの花束はもっとお値段がします。)のに驚いたりして、結構楽しみました。

 今日の目的地は王立美術館。なぜ事前の調査で見過ごした2017年秋まで改装工事のための閉館(ーー;) 記念写真だけは撮って、近くのコンテンポラリーアートの美術館へ。

 このコンテンポラリーーアートの博物館はインフォメーションのお兄さんのイチオシ。夫婦ともコンテンポラリーアートは好きなので、入ることに。

 コンテンポラリーアートの面白いところは、アートの形式に囚われずそのアーティストが社会を見つめるレンズを感じられ、自分の解釈や視点を作品を通じて感じられたりするところ。視聴覚作品もあり、見て、聴いて、触れて感じられて受身でなく、積極的に作品に対することができるのが面白くて私はとても好き。



 すっかり、楽しんで美術館を出てきたときには日も暮れかかっていて、だんだん寒くなってきていました。街の灯りと楽しそうな音楽に誘われて、市庁舎前を再度通過。

 何か、今回の旅行は節約型旅行のため、よいレストランに行って美味しいものを食べたわけでも、博物館をはしごしたり、有名な場所を見て回ったわけではないけど、ゆったり街を歩きながら結構楽しい時間を過ごしました。バウチャーがなかったら企画しなかった旅。心遣いに感謝。

さて、家に帰ってひと頑張りしないと・・・