世界旅日記

フィリピン人と結婚した日本人妻によるハロハロ(雑記)ブログ

遺憾です

 NHK選挙速報をここオランダでも注目しておりました。
選挙結果が出た日にあったホームパーティで、ベルギー人の教授に自民党政権にもどったねと言われました。
どこも経済の先行きが悪くなると右傾化するのだねと、立ち話をしました。ここオランダでも右寄りの政党が2002年頃から力を持っております。外国人の移住もそれ故に厳しい基準が設けられたとか。。。

 さて、自民党の大勝で幕を閉じた衆議院選挙。自民党政権になることに一喜一憂している場合ではなくて本当の意味での自民党に対する支持率を見ていかないといけませんよね。自民党小選挙区で300議席中237議席を獲得、比例代表で180議席中57議席で、合計294議席でした。比例代表は、57/180=31.7%となり、小選挙区は、237/300=79%となりますので、これを単純に見るならば小選挙区自民党に属する●●さんに表は入れたけど、比例代表自民党を絶対支持するという訳ではなさそうです。
 
 内訳もさることながら投票率。59.32%と戦後最低と言われております。10人選挙権を持つ人がいたら6人しか投票しなかったということですよね。その6人がひとまず100%としての得票率。単純計算をしても実際は有権者数の約20%台しか自民党を支持していないということになるのではないでしょうか?

 年齢別の投票率を見ると20代、続いて30代が低いわけです。60代、50代が多いわけですが、これの結果を単純に捉えても、政治家が若者向き(私たちの世代を考えての政策を提案する、未来にツケが回ってこない)提案をする可能性が低くなると思われます。若者の政治離れが言われて久しいのですが、今後先送りされた課題を引き受けざる得ない私たちが政治に対して関心が低いとなると、先々の負担に対して手遅れになり、ただ受け入れるしかなくなる訳です。

 本当の支持であるにせよないにせよ政治に対する意思を示さない4割いるということに対して、より真剣にまずいと思わないといけないというのが衆議院選挙の結果をみてまず思ったこと。そして今回の衆議院選挙の結果は結果。政権政党がコロコロ変わるのは良くないかもしれないけど、以前長く続いた政権の理由はアメリカべったりだったから。また、そんな政治を繰り返さないようその上で何ができるのか考えないと。。。






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