世界旅日記

フィリピン人と結婚した日本人妻によるハロハロ(雑記)ブログ

フィリピノフィエスタ in ナイメーヘン

 Meet and Eat(国籍が異なる学生が集まって、食べて楽しむイベント)の実行委員のひとりとなって早一ヶ月。これまで、イラン・イタリアン・フレンチ/ベルギー・インドネシアなどなど色々な国のホストを委員/ボランティアとしてお手伝いしてきましたが5月1日は、フィリピンをテーマにした集まり「Filipino Fiesta」をホストとして、準備実施しました。

▲フィエスタの時によく見かける飾りを広告を使って作成

 普段は「●●● Night」例えば、インドネシアの夕べなどのタイトルを替えて、フィエスタ=お祭りとしました。フィリピンといえばFiesta。過去のブログでもフィリピンのお祭り、とりわけカトリックのセイントやイスラム(宗教)に関連したお祭りをご紹介しましたが、今回は宗教色ナシで来た方にフィリピンの雰囲気を味わってもらうことを主眼としました。

 準備した料理はサラダ・フィリピン風春巻き、フィリピン風野菜の炒め物、ご飯、ナトン(タロ芋の葉をココナッツミルクで炒めたもの)、デザートにはマハ・ブランカ(ココナッツのデザート)でした。料理が足りませんでしたが、参加者の大半がヨーロピアンを占める中で好評を博しました。

▲ルンピア−フィリピン風春巻き

▲マハ・ブランカ
 Fiestaといえばダンス。プレゼンテーションは、いつものパワーポイントで一方的に話すパターンでは退屈だと思い、インタラクティブかつパフォーマンス的要素を含むように努力しました。旦那の故郷のフォークダンスを民族衣装を着て披露しました。
 フィリピン男性の民族衣装は、バロンタガログ。フジテレビの木村太郎ニュースキャスターがフィリピンで作られたバロンタガログでニュース番組に出演されたのを思い出します。バナナやパイナップルの繊維を材料とした長袖シャツで、両サイドにスリットが入り、前面に刺繡が施されています。女性用のはバロットサヤといい、前マルコス大統領のファーストレディ・イメルダ婦人が着ていたのを思い出します。肩のところが膨らんでおり全体に刺繍が施されています。
 フォークダンス−Pantomina(パントミーナ)は、ビコール地方では鳩をイメージしたもので、男性と女性がペアで踊るものです。恐らく昔は男性が意中の女性を射止めるために踊られたのでしょう。ここ数日youtubeを観ながら二人でせっせと練習していました。

▲猛練習したパントミーナ(ウソです。)
 ダンスの後はパワーポイントを用いてのプレゼン。プレゼンの前にフィリピンについて知りたいことを尋ねると「政治のシステムは」「スペインによる植民地による影響は何か」という政治・経済システムに関する質問から、個人への質問として「国を離れて何が恋しいですか」という質問など受け、それを入れ込んでプレゼンを進めました。

 プレゼンのポイントは「フィリピン−西洋が東洋文化と出会った場所」Fiestaとフィリピン特有のものをちょっと外国人が見ると可笑しい写真から、文化の交わりと発達を説明しました。
旦那のプレゼンはジョークの連続(^^;)。皆、楽しんで聞いてくれていたようで良かったです。兎に角、ホスト役を終えて一息です。
 東南アジアへの旅行といえば、タイ・カンボジア・ベトナム近年はラオスが人気ですが、あまりフィリピンに立ち寄ろうと考える人が少ないように思います。今回のプレゼンで少しフィリピンに興味を持ってもらったらよいなぁと思いました。