世界旅日記

フィリピン人と結婚した日本人妻によるハロハロ(雑記)ブログ

Dancing in the Philippines

 フィリピン滞在、残すところあと1週間弱。
荷物のまとめ、お世話になって人たちへのご挨拶、やっつけないといけない仕事たち。やること目白押し。なのに風邪を引いて文字通りダウン。
本当は旅行にも行きたかったけど時間的にはもう無理なのでせめてマニラの近場でフィリピンらしいところに行きたいと思っていたりするもののマニラの観光スポットはおおよそ行き尽くしてしまっているし、おまけに時間もないし・・・
全ての事情を考慮して、やっぱり踊りにいくしかない、というのが結論。

ここはラテンの国。皆よく踊ります。あのJolibee※、客室乗務員、交通整理の人ですら踊ります。
※Jolibee:フィリピンのファーストフードチェーン店で、フィリピンではマクドナルドより売上が高い。JolibeeというマスコットはBee(蜂)をかたどったマスコットが有名。

↓この便に乗ってみたかった。

↓このシーン、私も何度か見ました。スピーカー持参ですよ(笑)で、職務中本当に踊っているけど、運転手何がGoサインでストップなのかわかるのか疑問。

とにかく踊ります。コミュニティで何かイベントがあればコミュニティのダンスチームが踊りを披露してくれます。時に子どもが踊るにしては歌詞がちょっと子どもにふさわしくない選曲だったり、ダンス自体もすごくセクシーで、それを無邪気に踊っているので技術のみを見て褒めていいのか、選曲を“子どもらしい”ものにしたほうがよいとアドバイスすべきか、悩ましいところです。一時よく見た踊りはLady GAGAのPoker FaceとBorn this way。その時の流行りの音楽に振りをつけます。Youtubeで踊りを学んでアレンジします。

流行りの曲しかない訳ではなく、伝統的な踊りも勿論あります。小学校時代の教育テレビでやっていたバンブーダンスはフィリピンから来たものです。こちらでもバンブーダンスと言っていますが、正確にはTinikling(ティニクリン)と言うそうで、フィリピンに生息するティクリンという名前の足の長い鳥の動きを表現したものらしいです。収穫の時に踊られたり、男性が女性に求愛する様子だったりといろいろだそうです。2本の棒を寝かせ、両端に一人ずつ座り両端を持ち、竹を開いたり閉じたりして3拍子のリズムにのって竹を打ち合わせます。

わたしだったら足を挟まれていますね。

バンブーダンスも踊るけど、現代音楽もイケるフィリピン人。
この状況を普遍化すると、保守的な一方で新しいものが好きなフィリピン人とも訳せるのではと生活している中で実感します。
みな毎週のように教会のミサに参加したり、クリスチャンにとってよいこととされることを実践しようとしており、とっても保守的に、またクリスチャンとして“よき隣人”となろうとしています。それに矛盾しない形で新しいものを取り入れていくフィリピン人って面白い。

しかし、クラブに行く前に私はおとなしく病院に行くこととします。