世界旅日記

フィリピン人と結婚した日本人妻によるハロハロ(雑記)ブログ

フィリピンでPADIのオープンウオーターダイバー取得

 週末を使って、スクーバ・ダイビングのライセンスを取る講習に行ってきました。
ライセンスといっても、すごくたくさんの段階がある中のはじめのはじめです。しかし、それがないとその次には進めないので、行ってきました。

 「え、ダイビング興味あったのですか?」と聞かれそうですが、やりたいことリストの一つです。
自然を体いっぱいに感じることができる何かをやりたいと思っており、選んだのがこれでした。
いつも不定期に出張が入り、全くやりたいことが出来ないストレスが溜まりに溜まった数カ月でしたので、めいいっぱい楽しんできました。

 事前に行なった座学での試験を準備不足で危うい点数でパスし(笑)、いよいよ出発です。(ちなみに実技演習の前に講義と試験があります。)

△この本、学科の2日前に渡されました。合計250ページ。どう終わらせたらいいんだーとつっこみたいところでした。

 朝3時に家を出発し、友人たちと5時におちあい、マニラから南へ2-3時間のバタンガス、アニラオへ。アニラオは初心者から上級者ダイバーまで楽しめるダイビングスポット。マニラの近郊ということもあり気軽に行くことができる場所です。

 朝9時から早速ダイビングの準備。自分に合うウェットスーツ、ブーツを試着し、器材を準備していざ、実習へ。

 実技でやらないといけないことは沢山ありますが、まず大切なのはマスク越しの呼吸、気圧調節のための耳抜きです。耳抜きする意味は、ダイビングは潜るにつれて水圧がかかり、耳が痛くなり違和感を感じます。その調節がうまくできないと、耳を痛めます。
 初級クラスで習得すべきその他の技術としては、緊急浮上、安全停止、器材の脱着(水面・水中での脱着を含む)等があり、2日間でそれらをこなしました。

 初めてのマスク越しの呼吸は少々心配しました。というのは水中で命をつなぐ唯一のものがマスクなので、うまくそれを通して呼吸できるのか、出来ない→パニック→命に関わる、ということになります。心配したほどではなく意外とすんなりマスク越しの呼吸、耳抜きができました。困ったのが水面での器材の着脱。脱ぐとおもりをつけているので沈むのですが、うまくそれをハンドルして、しっかり再度着なければなりません。風が強く波が少し高くて脱いだは良かったけど、波に翻弄されすぐにうまく着られませんでした。

 沈んだ船に生殖するサンゴ、サンゴを住処とする魚たち、熱帯魚たちは私たちを魚と思っているのか、全く逃げず手に触れられるような距離で見ることができて、感激しました。ただし、やたらと手を触れてはだめです。いろんな生き物がいるので。。。安全とは限らない訳です。原則、美しいものには手を触れない、変わったものにも手を触れない。水の中にも流れがあり、初心者としてはまだうまく水中で停止が出来ないので、流されないようにしながら観察ですが。。。

 私のレベルで最深の18mの深さまで行きました。ちょうど海が深くなるところまで行きました。覗き込むと暗い海がみえて怖い感じもしました。潜るに連れて光が届かなくなり、暗くなっていきます。こんな広くて深い海にただマスクと酸素ボンベを付けて漂っていることが心もとなく思われました。と同時に海の外で人が争っていようとなんだろうと、海の中は昔も今もあまり変わらないのだろうなと思うと、改めて人間って小さいと思いました。

 ちなみに海の中、といいますか自然の中に人間一人置かれると、その人がどんな人間なのかわかります。自己分析では・・・あえて詳細は書きませんが、今は自分のことで精一杯だなぁーと思いました。もちろん初ダイビングなので、人の面倒まであまり見れませんが。旦那と付き合い始めた頃に、こういう場所に連れて行ったらよかったのに(笑)と思いました。

 
 実技にもパスして、ライセンス取得!Yeahey! 今回のライセンス(Cカード)取得で出来ることは、同じライセンスを持っている人と一緒にダイビングができることです。PADIという組織の発行してるライセンスです。
PADIとは本部がアメリカ・カリフォルニアにあり、日本をはじめ世界に7ヶ所のエリアオフィスがあり、世界180ヶ国以上、13万5千人以上のインストラクターを含むプロフェッショナルメンバーと約5,800以上のダイブセンターをもっているスクーバ・ダイビング教育機関です。わたしがとったライセンスはこちらにある、オープンウォーター。ここから次はアドバンスに行けます。
お金のかかる趣味なので、どれぐらいまでいくのかは考えないといけませんが、海の中はものすごくよくて(こまかく言うと色々ありますので、良さを表現しきれませんが)、また潜りたくなります。

 気になるお値段ですが、通常は講師費用とライセンスで、15,000〜18,000(3万〜4万弱)ペソほどだそうです。他に、宿泊費やボート代などもかかります。わたしが払った額はこれよりもかなりまけてもらった額です。インストラクター曰く、友達割引してあげるよ〜とのことです。興味のある方はご一報ください。私のインストラクターと行ったリゾートを紹介します。