世界旅日記

フィリピン人と結婚した日本人妻によるハロハロ(雑記)ブログ

今日から聖週間の連休

 フィリピンは今日から月曜日まで連休です。
Holy weekと言われる期間で、カトリックでは聖週間、プロテスタントでは受難週と言われる期間で、エルサレム入城からイエス-キリストが十字架刑後、復活される前日までの一週間をいいます。

 先日の日曜日がPalm Sunday(聖枝祭)と言われ、最後の晩餐とそれに続く受難の前にイエス・キリストエルサレムに入城した時に群衆がナツメヤシの枝を路に敷き、また手にとって迎えたとされる日(ヨハネによる福音書12:12〜15)。日曜日は教会の前でヤシが売られていました。聖書には聖枝祭からの一週間が記述されています。
 今日は「洗足木曜日」(Maundy Thursday)と呼ばれ、イエス・キリスト使徒たちが最後の晩餐・ゲッセマネでの祈りを行った日です。明日は「聖金曜日」や、「受難日」、キリストが十字架にかかった日です。そしてその翌日は「聖土曜日」でカトリック教会ではふだんかけられている祭壇布などがすべて取り払われ、イエスが眠りについていることをあらわす習慣があります。この日は結婚式も葬儀も行われません。そして、日曜日イエス・キリストの復活(イースター)です。

 カトリックの多いフィリピンでは、この期間肉を食べることを避ける人もおり、またいたるところでイエス・キリストの受難劇が見られたりします。有名なのはパンパンガ州(マニラから車で2‐3時間北部に行った場所)で行われる十字架に実際貼り付けて、キリストの受難を経験するという行事です。信徒がキリストの受難の一部体験するすることで信仰を強くするのですが、数年前にはそういう動機ではなくて、苦痛を喜ぶ類の人がそれに参加して非難を受けたという話を聞きました。

 明日はお店、露天商すらあまりお店を開けず、人々は移動も避けます。水曜日もオフィスが半休になるところも結構あり、水曜の午後から田舎に帰る人も多くいます。

 私は・・・聖週間、内省しつつ、しかし、仕事がたまっているので片付けないと。