世界旅日記

フィリピン人と結婚した日本人妻によるハロハロ(雑記)ブログ

ボホール旅行(1)−お金の使い方の簡単なルール−

 先週は結婚式、通常の仕事と怒涛のごとく過ぎ去りました。どたばたの一週間で、あわただしかったのですが、2泊3日で新婚旅行に行ってきました。

 行先はボホール。 
日本人にはセブの方が知られていますが、ボホールはそのセブ島から南東約70キロの場所にあります。フィリピンで10番目に大きな島で、中央部には有名なチョコレートヒルがあり、世界的な希少種であるメガネザル、ターシャがいます。また、ボラカイ島の白砂に匹敵する、ビーチは欧米からの観光客を魅了します。ボホールは2003年にフィリピン初の「観光経済区」に認定されて国内外からの観光客も多く、高い評価を得ているところです。
 ボホールのよさは見どころの多さ、しかしながらそれらが空港からさほど遠くないところにあるという交通の便のよさではないかと思います。

 さて、午後の便でマニラを経ち、1日目はさしたる予定はなかったので、さっそく宿泊先に向かいました。宿泊先はDao Diamondというホテル。空港から送迎バスで10分ほどの距離。

パングラオ島というきれいなビーチのある場所で泊るのがお勧めとされていますが、あえて私たちは本島にあるホテルとしました。理由はホテルの成り立ちのためです。ホテルはIDEA(International Deaf Education Assosiation)というNGOにより経営されています。ホテルの従業員の80%が聴覚、視覚、あるいは両方に障がいがある人たちです。ホテルを運営するNGOはそうした人たちがより社会に進出できるように雇用を創出しています。他の従業員もすべて手話ができます。

 ホテルの一角に彼らのオフィスもあり、飛び込みで尋ねたら創設者の方と少しだけ、お話できるお時間を頂けました。

 
 創設者の方はデニスさんというアメリカ人、元peace corpsボランティアの方。peace corpsは日本で言う青年海外協力隊でしょうか?2年の任期を終えてアメリカに戻ったけれども、「私の居場所はここではない!」って戻ってきちゃったらしいです。それから、自分でNGOを創設されました。現在は雇用の創出、トレーニング、雇用の創出という3つの柱をもとにプロジェクトを行っているようです。ホテルの運営は3つ目の柱の雇用の創出。ここで出る利益が教育プログラムに回
る仕組みです。ホテルの他にもGarden Cafeというカーボーイ風のレストラン(なぜ、カーボーイ?)があり、二日目のディナーで利用させていただきました。レストランのメニューに簡単な手話が掲載されており、待ち時間二人で練習していました。私たちの下手な手話を店員さんは笑顔で直してくれました。
勉強しないといけない言葉の一つですよね。

 結婚前から私たちのお金の使い方の簡単な決まりごとがあります。
 お金の使い方の決まりごとは、フィリピン企業でなるべく小規模ながらも頑張っているところにお金を使うこと。大手のショッピングモールは職員雇用関連で問題がある場合が多いのでそこでの買い物は控える。道でのものを売っているひとがいたら、年配の方からものを買う。などのシンプルな内容。それに則っての宿泊先選び、外食先選びでしたが、それゆえによい出会いがありました。出会いに感謝♥