世界旅日記

フィリピン人と結婚した日本人妻によるハロハロ(雑記)ブログ

「デザート大好き!」-フィリピンのハロハロとそのルーツ?-

今週のお題「デザート大好き!」

 最近、食べ物ネタが大変多くて恐縮です。先日久々にハロハロを食べました。今の日本の気候からすると寒いですよね、かき氷系。

 タガログ語で「混ぜこぜ」という意味です。フィリピンのスタンダードなハロハロにはかき氷はもちろん、練乳、レッチェフラン(プリンのような外見だけどかなり濃厚)、緑や赤やらのゼリー、甘い豆などが入っており、上にトッピングされたアイスと文字通り“混ぜて”食べるデザートです。

  日本でハロハロというとミニストップ。私は残念ながら日本でハロハロを味わったことはないのですが、Chowking(中華系ファーストフードレストラン)、Razonのハロハロは有名で、日本からのお客さんをおもてなしするのに、そして私のおなかを満たすためにたびたびお世話になっております。

 フィリピンから来たハロハロ。しかし、一説によると明治時代にベンゲット道路工事終了後も日本に戻らずにフィリピンにとどまり、生活の手段としてハロハロ売りがはじまり、それが広がった始めたという話もあるという。そういう手の話は幾度となく聞いているので、またかと思いきや、日刊マニラ新聞が発行する「navi Manila」の8号(2011年8月)発行にその話がちらりと載っていました。

 かつてフィリピンには「モンゴ屋」なるものがあったらしい。モンゴとは豆で、今は緑色が主流で、料理に使われたり、パンの中に小豆のように入っていたりします。モンゴ屋とは氷あずきを売る店だったようで、一昔前は赤モンゴという小豆に酷似したものや、値段に応じてナタデココやアイスクリームもトッピングしてくれたようです。ハロハロのルーツでしょうか、それを味わえる場所だったようです。また、モンゴ屋は人の出入りも多く、社交の場であったようです。
依然としてハロハロはおいしいのですが、ハロハロともにあったものは、すでに無くなってしまった風景のひとつなのでしょう。