世界旅日記

フィリピン人と結婚した日本人妻によるハロハロ(雑記)ブログ

パスティル(pastil)

 パスティルと日本語で検索するとたくさんラウンジチェアがでてきました。ラウンジチェアのパスティルは錠剤という意味からきているそうです。
 
 ラウンジチェアのはなしではありません。やはりまた食べ物のはなしです。

 パスティル、これはミンダナオの食堂なら大体置いてある食べ物で、朝ごはんや昼ごはんによく食べられているものです。バナナの皮にくるまれており、中身は温かいご飯にツナもしくは鶏肉をアドボ状(酢と砂糖で煮たもの)にしたものがトッピングされています。

 私はおひるごはんにはこれと野菜を一品買います。
パスティル一つは10〜15ペソ(20〜30円)です。ご飯の量は茶碗に一杯分ほどなので男性は2つほど食べたりします。
 マニラではほぼ見かけませんが、キアポ(ムスリム地区)でターメリックの黄色いご飯がバナナの皮にくるまって中に鶏肉が入っているというご飯をおやつとして(?)ふるまってくれたのを覚えています。
 このパスティル、形からシンガポールで朝ごはんに食べていた、ナシルマッ(マレーシア語: nasi lemak)を思い出させます。ご飯をココナッツで煮て、甘辛い小魚が入っております。1個1〜1,2シンガポールドルほどでした。友人はカロリーが高いご飯と倦厭していました。ココナッツで炊いているために、ちょっと脂っこいのですが、甘辛い小魚が食欲をそそり好んで食べていたのを思い出します。

 さて、パスティル、食べ方はこの写真のように手でほぐして、中に入っているものを混ぜて、やはり手で食べます。


これがマニラでも身近で売っていたらなぁと思う今日この頃です。