世界旅日記

フィリピン人と結婚した日本人妻によるハロハロ(雑記)ブログ

マニラでの生活(4)−研究者助手? 3

 今週はいきなりミーティングがあり、予定外のことでバタバタと一週間が始まりましたが、さらに予定外のこととして相方の研究の手伝いをしました。
 今回は、ランダムサンプリングで選ばれた学生さんに、調査のご協力お願いしますという手紙を配るお手伝い。手紙には簡単なリサーチの目的と調査方法、ご協力いただく日程、そして大学サイドのアドミンのサインが入っています。つまり、公式のレターです。調査方法はアンケート、全30ページほどの質問で回答には30分ぐらいを要しました。
 今回の調査の対象となる3つの大学それぞれで配布の方法が異なります。とある大学は少々現地価格としては高いお値段を要求されましたが、大学サイドが手紙も配布し、場所も設定してくれるとのこと。もう一つの大学は現在話し合いの最中、といいますか実際大学側「忙しい、忙しい」とあまり相方をかまってくれません。そして、フィリピン最大の学生規模を誇るとある大学では、彼が手配りということになっています。何ら支払いは要求されず、費用負担は少ないもののものすごい労力がいります。で、私はこの労働力を要する調査対象の大学の手紙配布の手伝いをしたわけです。
 方法は、アドミンから頂いた学生の名前と今期とっているクラスの科目と教室番号のデータをもとにして、スケジュールを組んで直接手渡しで渡します。
 私が手伝うまで、彼はなぜか手書きで選ばれた学生さんの名前を別紙に書いて表と見比べて配布しておりました!!なぜエクセルデータをもらっているのに手書きなの〜!!と聞くと、「印刷の紙がもったいないから」と。たしかにもらったそのままのデータを印刷すると全部で300ページ超になる量。環境には配慮したものの、労働力には配慮しなかった様子。しかし、エクセルは賢いソフト、カスタマイズ出来るじゃないか。研究者よ、なぜそこまでアナログなのよ。という訳で、私の仕事はまずカスタマイズを某大学のオフィスの一角をお借りしてサクサクと行い、全部ポストイットでラベルを貼り付け、そのラベルにはレファレンスナンバー、スケジュール、教室番号と科目名を書いて、彼に届けてもらうことに。別にこき使っている訳ではありません。だいたいは授業中に手紙を届けるので、先生が本当に許可を得ているのかと訝しがるので、公式のレターを持ち、正確に説明しないといけません。私ができなくもないけど、外国人なので目立ちすぎるし、公式レターのコピーは先生によっては通用しないのでにどでまになるよりはいいかと・・・彼が手紙を配達中は明日の配達先のスケジューリング。
 そんなこんなでオフィスで仕事をしていると、11時半ぐらいからお昼を食べ始め、12時20分頃にはオフィスの電気を暗くしてソファーで休む人も。起きるのは1時20分頃。おお、昼休み長っ!昼休憩が終わるとオフィスの電気がついて活気を取り戻すのですが、いきなりクリスマスソングをかけだすのです。しかも、オフィスワーカーが歌う。あれ、勤務時間中では?笑。8月でかなり早いクリスマスです。
彼にそのことを言うと、確かに「ちょっと」早いね。続けて、「9月になれば普通だよ」と。恐れ入りました、フィリピン。